精密根管治療～マイクロスコープとは…～

マイクロスコープは当院でも導入した最先端の医療機器です。

口腔内を非常に綺麗に写すことのできるレンズと暗い口の中を照らすことのできる強力な光源がそなわっており、治療する歯を３倍から１０倍以上の大きさに拡大し実際に見ながら治療を行うことができます。

歯の治療には、肉眼では見ることの難しいむし歯の治療や歯の神経の治療などがあります。

マイクロスコープを使用することによって肉眼では見えにくかった部分まで確認できるのでより精密な治療を行うことができます。

歯科治療とマイクロスコープは非常に相性が良く、歯科治療に大きな革命をもたらしてくれた機材です。

マイクロスコープの活用法

マイクロスコープを使用すると肉眼より遥かに拡大した状態の歯を見ることができるため、より小さなむし歯の発見が可能になります。

また、拡大によりむし歯の部分のみを削ることができるため、

従来よりも健康な削る必要のない歯を残すことができ、なおかつ痛みの少ない精密な治療ができるようになります。

歯の神経に達するような深いむし歯があったり、歯が折れてしまった、過去に神経を抜いたところが膿んできたなどの理由で歯の神経を除去したり、再度神経の治療をすることを歯の根の治療「根管治療」と言います。

歯の根の中は真っ直ぐな穴ではありません。

たくさんの分岐や空間があり、とても複雑です。

そして歯はとても小さく奥歯になればなるほど光が届かない暗い根の中を治療していくことになります。

これらの難しい治療をマイクロスコープを使用することで強力な光と拡大した視野の中で歯の中の状態、状況を把握し拡大画像を見ながら直接治療ができます。

根の先の穴がどうなっているのか、そこに汚れはまだ残っているのか、取り残した汚れ、腐ってしまった神経の残りがないか、これらを鮮明に見ることができるようになりました。

歯石は歯の見えにくい所につくことも多いためマイクロスコープはその発見にも役に立ちます。

発見に繋がれば衛生士さんが細かい汚れや歯石も除去でき、感染を防ぐことができます。

最後にマイクロスコープは精密な歯科治療を行う上で非常に有用なものですが、さらにもう一つマイクロスコープでなければできない非常に重要な機能があります。

それが「録画撮影記録」です。

マイクロスコープは、術者が治療中に見ている画像を録画し、記録する機能があります。

治す前から治った後までの画像の記録を残し、見ることが可能です。

この機能により、治療することに納得がいき、行った治療に対して何が行われたかをしっかり理解して帰っていただくことができると思います。

当院ではマイクロスコープを最大限に生かして説明と治療を行なっていきます。

ぜひ体感していただければと思います。

そのほか当院で導入している設備については
医院設備のページをご覧ください。