歯の豆知識

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様々な場面で行うカウンセリングの重要性

こんにちは。長野フォレスト歯科の添野です。

3年振りに行動制限のないお盆休みが始まりましたね。しかし、新型コロナウイルスの感染者数は高まり、猛暑に大雨、さらに台風が接近する恐れもあるなど悩ましいお盆休みとなりそうですね。

長野フォレスト歯科は元気に診療しています!

今回は、カウンセリングについてお話したいと思います。

そもそも歯科医院でカウンセリング!?と思った方もいるかもしれません。

長野フォレスト歯科では、初診から治療終了までいくつかの段階で、患者さんのお話をお伺いし、カウンセラーから治療のご説明と提案をさせて頂く時間を設けております。どのような治療方法があり、どんな選択肢があるのかといった話を聞いて頂き、その上でベストな治療の選択肢を一緒に考えて決めていきたいと考えています。そして様々な場面で行うカウンセリングの重要性を少しでも知って頂ければと思います。

実際、カウンセリングを行なっていると「今まで、こんな説明や話を聞いたことがないです。」とおっしゃる方もいます。一般的に多くの歯科医院では、治療の相談や説明の時間を取りにくい現状があるかもしれません。しかし、長野フォレスト歯科では、まず患者さんのお話をじっくり聞き、患者さんにしっかりとご納得頂ける丁寧な説明を念頭にカウンセリングを行なっております。

初診カウンセリング

来院されたら、まずカウンセリングシートを記入して頂きます。記入して頂いたカウンセリングシートを参考にしながら、今一番気になる部分のこと(どの様な症状でいつからなのか)、不安に感じていること(それまでの歯科治療に対する印象)や希望(これからどのように治していきたいか?)などをお伺い致します。患者さんのお悩みやご希望などをできるだけ具体的に把握していきます。また安心して今後の治療を受けて頂く為に、当院の診療方針やお約束事、必要な検査についてお話させて頂きます。

※痛みの強い場合やお急ぎの場合は応急処置を優先します。

セカンドカウンセリング

お口の中の状態の説明と、検査結果についてお伝えします。

・どのような治療方法があるか

・その治療法のメリットやデメリット

・どのくらいの回数や費用、期間がかかるか

など、初診時に撮影したレントゲン写真を確認しながら、治療計画をご説明致します。

選択する治療方法によって、治療後の見た目やどのくらい長持ちするかなど、様々な違いが出てきます。そして治療方法による金額の差にも、それなりの理由があります。各治療方法のメリットやデメリットを分かりやすくご説明した上で、患者さんにとって一番良い方法を選択して頂きます。ドクターには直接聞きづらいことや、説明してもらったけどもう一度確認しておきたいことなど、どんなことでも気軽に相談して頂ける時間となりますので、是非、何でもお気軽にご相談下さい。

補綴(ほてつ)カウンセリング

むし歯の除去が終わり、歯茎の状態も改善した方は「さぁ、次回から被せ物を作り始めましょう」という段階になって補綴カウンセリングをする機会があると思います。

むし歯・歯周病・外傷などで、歯が欠けたり、失ってしまった場合に、被せ物や入れ歯などを用いてお口の機能や見た目を回復させる治療のことを補綴処置といいます。そして、被せ物には、様々な種類があり、それぞれに特徴があります。歯を失った部分を補う方法も様々です。「保険内のものと保険外のものでは何が違うのか?」、「費用はどのくらいかかるのか?」、「使い心地や見た目は後で気にならないか?」といったことが心配になると思います。また、「何の説明もなく銀色の歯を入れられてしまった」、「保険内の治療だと思っていたのに意外と費用が高かった」といったことが起きないようにしています。それについて、きちんと説明を行い、患者さん自身がよくお考えになって納得した上で、患者さんが最善だと思われる治療方法を選んで頂きたいと思っています。なぜなら、患者さんの今後の人生において、とても重要な選択になります。患者さんのお口に入って、体の一部としてずっと機能するものですし、その種類によって「むし歯や歯周病のなりにくさ」、「食事が美味しく食べれるか」、「見た目が綺麗か」、「長持ちするか」などが異なります。

最終的には、「健康に長生きできるか」、「豊かな人生を送れるか」にまで影響を及ぼします。だからこそ、歯科医院が一方的に決めるのではなく、色々な情報を知って頂いた上で、ご相談して補綴処置を決めていきたいと思っております。

日々のお口のケアを怠ってしまうと、せっかく時間とお金を掛けて治療した所は、元の悪い状態へと戻っていってしまいます。定期的な来院と日々のホームケアによって良い口内環境を作っていくことが大切です。せっかく良くなったお口の状態が、元の状態に戻らないよう、定期メンテナンス(保険治療内)に通院して、患者さん一人ひとりに合ったホームケアの方法について担当の衛生士からご説明させて頂ければと思います。