歯の豆知識

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治療途中で何が起こると思いますか?ーーー→実は、歯を失うリスクが高まってしまいます!

こんにちは。長野フォレスト歯科の添野です。

今年は元日に能登半島地震が起こり、また翌日には羽田空港で航空機衝突という大きな事故がありました。

改めて災害は突然襲ってくるものであり、危機管理の重要さを再認識しました。

悲しいニュースが多い新年の始まりとなってしまいましたが、自分達に出来ることを一つ一つ行動に移し、2024年も患者さんのお役に立てるように尽力してきいたいと思います。

今回は『治療途中で放置してしまった場合のリスクと影響』についてのお話をします。

歯が痛くなって歯科医院に通い始めたけど、予約の都合がなかなか合わず、ついつい痛みがなくなったから、中断した経験のある方はいませんか?また、一度予約を忘れててしまい行きづらくなってしまった、引っ越しをして今まで通ってた歯医者にいけなくなってしまったなど、途中で治療を中断してしまう理由はいくつかあると思います。忙しくて時間が取れなかったり、うっかり忘れてしまったというのはしょうがないことだと思います。

しかし、仮に急なキャンセルをしてしまったり、忘れてしまって無断キャンセルをしてしまったりしてしまっても気まずくなる必要はありません!

私達は何らかの理由で来なくなってしまい、治療途中になってしまっている患者さんを心配をしています…
もちろん相性が合わなくて、転院されてる場合もあると思います。
それはそれで仕方のないことなので、治療を継続されてるのであれば安心です。

また初めて当院を受診する新患の患者さんに限って、Web予約が可能です。お電話だとなかなか時間が取れなく連絡しにくい場合は、Web予約から予約を入れてみてはいかがでしょうか?

歯医者の治療の途中での中断は歯にとって、またお口の中の健康にとって最もデメリットがあることの一つともいえます。

皆さんが歯の治療を受ける上で一番困ることは何でしょうか?

“抜歯”と考える方が多いのではないでしょうか?

実際、治療を放置してしまってる場合は最悪、歯を抜かなければならないほど悪化することがあります。
特に虫歯が大きくなって痛みが出て神経を取る治療をした場合、神経を取れば痛みはなくなるので仕事が忙しかったりすると中断してしまうこともあると思います。

しかし痛みが取れたからといって歯が治ったわけではなく、神経があった歯の内部が丸裸の状態です。
口の中の病気は細菌との戦いです!
丸裸の根の中は抵抗力が弱くて細菌だらけになってしまいます。
そうすると中でむし歯になってしまったり、炎症が出て骨が溶けてしまいますが、神経を取ってしまってるので痛みが出るまで時間がかかり、気づいた時には手遅れになってることがほとんどです。
このようなことは、歯の寿命を縮めてしまいますので被せ物が入るまではしっかりと通院していただきたいです。

次に、被せ物の型を取ってそのままになってしまった場合、その時に入ってるのは仮歯や仮の詰め物です。
その材料は長待ちするものではなく、数週間を前提とした材料なので欠けてしまったり取れてしまったりします。
そうするとまた虫歯になってしまったり、噛み合わせが変化してしまうことがありますので、そうなる前にご来院いただければと思います。

もう一つ大事なのが歯周病です。
歯を失う原因としてはむし歯よりも歯周病の場合が多いです。
最近では、新型コロナウィルスの自粛で歯科医院から遠ざかってしまった方もいらっしゃると思います。
不要不急と言われると歯医者ってどうかな?と思われた方も多いと思いますが、歯周病は放っておくと糖尿病、脳梗塞、年配の方は誤嚥性肺炎、妊婦さんは早産、低体重児出産のリスクが高まりますのでお早めの受診をお勧めします。

治療途中で期間が開くと「怒られるかな?」と思ったり、行きにくくなってしまうと思いますが、私達が悲しいのはせっかく治療を始めたのに歯を抜く時です。
皆さんが、末長く健康で美味しくご飯を食べれることが一番の喜びと思いお付き合いさせていただければと思っています。

どの段階で放置していると、どのようなリスクがあるのか詳しく説明していきます。

軽い風邪などは放っておいても治ることがありますが、むし歯や歯周病は、ごく初期の段階を除き放っておいても自然に治ることはありません。早い段階で見つけることが出来れば、治療も比較的簡単ですが、悪化させてしまうと治療が複雑になり通院回数も増えてしまいます。お忙しい生活を送る方にとって通院は大変だと思いますが、治療を中断させたまま放置してしまうと、残せるはずだった歯の神経を失ったり、歯そのもの自体を失ってしまう可能性があります。

1)根の治療途中で放置

 歯医者に途中で行かなくなってしまうタイミングで一番多い治療は、根の治療の途中で放置してしまう場合です。根管治療(歯の根の治療)は、むし歯などの影響によって細菌に汚染されて根管(神経があった管)を消毒し薬で封鎖する処置のことを指します。この治療を途中で中断してしまうと、再び根管に細菌が入ってしまい放置しておくと根の周囲に膿ができたり、むし歯が根の方まで侵入し、最悪の場合に歯を抜かないといけなくなってしまいます。

根の治療は歯の根っこの形によっては何回も歯医者に通う必要があり、期間が長い治療になります。

歯の神経を取り除く治療(抜髄)を行なった後や、歯の神経が腐ってしまい歯の根の治療(根管治療)を行っている場合など、主に歯の内部の治療を行っているときは、中断すると後のダメージが特に大きくなります。

歯の内部は象牙質という部分で、歯の表面のエナメル質という白い部分と比較して抵抗力が弱い部分です。あまり放置されると、むし歯が進行したり、根の内部がどんどん汚染されていきます。

根の治療は、痛みがなくなった後も治療に回数がかかることも少なくありません。しかしここで中断になってしまうと、歯の寿命を一気に縮めるので、注意が必要です。最初は根の治療後は土台をたてて被せ物ができる状態であったとしても、虫歯が進行してしまうことによって、根っこそのものを残すことができなくなる場合もあります。また根の治療中は神経が通っていた部分が空洞になっているため、力に対して大変弱くなっています。最悪の場合、歯が割れて抜歯になってしまいます。

歯の神経を取り除く治療(抜髄)を行った後や、歯の神経が壊死してしまい歯の根の治療(根管治療)を行っている最中など主に歯の内部の治療を行っている場合に歯医者に行かなくなってしまうと抜歯になってしまう可能性がかなり高まります。

歯の根っこの治療の最中は仮の蓋で、歯の根っこの内部に汚れなどばい菌が入らないように保護していますが、この仮の蓋は最終的なお薬ではないので、時にお食事の時にすり減って外れてしまったり、仮の蓋の微小な隙間からばい菌が入ってきたりと長年放置されていると歯の根の内部がどんどん汚染されていきます。

一番多いのは歯の内部まで虫歯になってしまい、虫歯を全部取ってみると差し歯にできない位歯の残りの量が少なくなってしまった場合は抜歯せざるをえなくなってしまいます。

また仮の蓋で歯の根っこの治療の歯を放置していると根っこの先に皮膜を伴った膿だまりができてしまいます。

皮膜を伴った膿だまりができてしまうと基本的には根っこの治療だけでは治りません。

皮膜を伴う膿だまりがある根を一部取り除くか、抜歯をするかという外科治療になってしまいます。

よって神経の治療の最中の歯を放置するのは絶対に良くありません。

2)被せ物などの型を取ったままの放置

むし歯などで歯を削った後は詰め物や被せ物を作るために歯の型取りをすることがあります。 出来上がった詰め物や被せ物はとても精密なもので歯との隙間ができないように作られています。

型を取った後でも、歯は口の中で少しづつ移動することも多く、出来れば時間を開けずに完成品の被せ物を取り付けるほうが、精度の面では良い結果となります。

型を取って1~3ヶ月経過してしまうと、被せ物の適合性がずれてしまうことも多く、調整に余分な時間がかかったり、最悪の場合作り直しになることもあります。また、削ったままの部分に仮蓋をつけますが、仮なので、封鎖性も弱く、表面の汚れが取れにくかったりします。そのため、隙間から唾液や細菌が入り、せっかくむし歯を取りきって形を整えていたのに、またむし歯治療からの再開になってしまうことが多いです。最悪の場合、最初は神経が残せていたのに、むし歯が歯根の方まで進行してしまったために、神経を取る処置が必要になってしまったり、抜歯になってしまうこともあります。

また 型を取った後、歯科技工士という専門家が詰め物や被せ物を製作します。

治療の中断により、作り直しが必要となった場合、費用はもちろん、製作に携わる人々の労力も無駄になりかねません…

 

3)仮歯・仮蓋のままの放置

一時的に見た目が元に戻るのが、プラスチック状の樹脂で歯に被せ物などを作る仮歯です。

 特に前歯の見えるところの治療や噛み合わせの治療時、歯茎の炎症を抑えたりする時に仮歯を装着します。仮歯は修理や修正できるようにプラスチックの素材でできています。そのため、給水し色の変化や材料の劣化を起こします。長期間の使用には素材的に耐えることが出来ませんが、手軽で見た目も良いため被せる前などによく作られることがあります。

特にきれいな仮歯を作った場合にはこのままで良いじゃないかと思ってしまうことがあると思います。

しかし、仮歯は長期間の使用には素材的に耐えることができませんし最終的な被せ物と比べると精度といった部分では劣ってしまうことがあります。

仮歯は時間が経過すると、次第にすり減ります。すり減ってしまった部分は歯の移動によって補正が起こり、咬み合わせ面の被せるために削ったスペースが、どんどん失われます。改めて治療を開始した時点では、スペース不足のため、追加で歯を削ることとなり、特に歯の神経をギリギリで保存した場合など、神経を残せなくなってしまうこともあります。

また仮蓋は、むし歯が進まないようにとか、物が挟まらないようにとか、中のお薬が漏れないようにと目的が様々あります。一般的に仮蓋の蓋としての機能は1〜3ヶ月程度で失われると考えてください。それ以上放置すると、中で虫歯が進行して神経を抜いたり抜歯になる可能性もあります。放置すると仮蓋の隙間からむし歯が侵入し、一見大丈夫なように見えても中でむし歯が一気に広がっている可能性があります。

また、仮付け用接着剤も外せるレベルに設計されていますので、強度が低く長期的には長持ちしないことが多いです。

インプラントなど、治療に長期間を要する場合に用いる仮歯は、摩耗しにくい特別な材料を用いて作っていますので、安心してください。

このように、治療途中での放置は多くの問題を引き起こす可能性があります。

 

4)応急処置の放置

親知らずなどが腫れた際、歯の周囲を洗浄したり、膿を出すために歯茎の一部を切開するなどして、応急的な処置が行なわれます。また、よくあるのが親知らずが痛くなって歯医者には行ったもののその日は抗生物質と痛み止めをもらって良くなったので、親知らずの抜歯を予定していたが行かなくなってしまった患者様もいらっしゃいます。

抗生物質と痛み止めはあくまでも対症療法でしかありません。対症療法と言うのは痛みの原因を治す治療ではなく、症状を和らげることを目的とした治療です。

親知らずの場合は抗生物質を飲み抗生物質が効いてくると炎症が一時的に引くのでも痛みが引くことが多いです。

しかし、抗生物質の効き目がなくなるとまただんだんと親知らずの周りが痛くなってしまい、前の症状よりもさらにひどい症状になってしまうことがあります。

一時的に症状が改善すると、そのままで様子を見たくなりますが、あくまで対症療法に過ぎず、原因となっている汚れや細菌など塊は歯茎の内部にそのままになっているため、しばらくすると前よりももっと腫れることもあります。応急的処置を繰り返すだけでは、だんだん状態が悪化する場合も多いので要注意です。

応急処置だけの繰り返しは、長期的にはなんの解決にはつながらず、逆に後々の治療が困難になることもあります。

運が悪いと大事な予定があるのに、親知らずが痛んでどうしようもないと言う事態にもなりかねないので、一度痛んだ親知らずは抗生物質が効いている間に抜歯ましょう。

 

5)抜歯しなければならない歯の放置

親知らずやむし歯など、抜歯しなくてはならない歯をそのままにしておくのはとても危険です。放置することで、むし歯が進行し、むし歯菌の影響で歯茎が大きく腫れたり膿むだけでなく激しい痛みを伴います。抜歯が必要と判断された場合、応急処置で一時的に痛みが緩和したとしても、抜歯することをお勧めします。

歯科医師から抜歯を勧められた場合、抜歯後もしっかり治療を続けることが求められます。

また抜歯をした後は、痛みがなくなるので、奥歯など目立たない部位だとそのまま放置してしまう方がいます。そのままにしておくと失った部分には周りの歯が倒れこんできたり、噛み合う歯が伸びてきたりと歯列や噛み合わせを乱してしまいます。抜歯した後はその部位をどのようにして補うかを考えなければなりません。

6)歯周病治療の放置

腫れや痛みなどの症状も落ち着き、治療にも回数がかかるため、歯周病治療を中断している方もいると思います。歯石が少しでも残っていると歯周病は進行していきます。中途半端に歯石を除去しても意味がなく、完全に口の中から歯石を除去する必要があります。一度歯周病治療を終えれば、月1~少ない負担で口腔内の健康を管理していくことも出来ますので、しっかりと通院して欲しいです。

このように、治療途中で放置すると、状態が改善していくことはなく、悪化の一途をたどってしまいます。

確かに、痛みがなくなってしまうと、ホッと一安心して気が緩んでしまいますよね。しかし、「痛みからの解放」がゴールではなく、「ご自分の大切な歯を、いかに長く大切に使ってあげるか」ということを考えると、短期的な目標として「治療を終えるまで」、長期的目標として「定期的なメンテナンスによる口腔内状態の維持・病気の早期発見・早期治療」ということが、とても大切になってきます。

患者さんのお口の健康に貢献できるよう、当院としても最大限にサポートさせていただきたいと思っております!

治療を途中で止めてしまうとどのようなデメリットが生まれる可能性があるのかを解説していきます。

「歯医者は歯が痛くなったら行くところ」とお考えの方は多いのですが、むし歯は初期の段階では痛みません。

この段階で治療すれば、痛くないまま治療は終わりますし、場合によってはまったく削ることなく再石灰化(唾液中の石灰分がむし歯を修復する作用)によってむし歯の進行を食い止めることもできます。

また、抜髄といって神経を取る治療を行うと痛みはなくなりますが、実は歯の治療はそれからです。

「歯医者は痛くなったら行くところ」という認識だと、「抜髄で痛くなくなったから通院をやめる」という方もいます。

しかし、歯は痛くなくなっても治療が完了したわけではありません。

 

1)再治療の可能性が高まり、手間・時間・治療費がかかる

抜髄した歯には水で硬化する仮封材などを封入しますが、仮封材は歯と比べれば柔らかく、取れてしまう場合があります。

そのため、治療途中段階の処置で神経を取ったあとの根管に薬剤を入れ、最終的にはプラスチックやセラミック、金属などでできた技工物を詰めたり被せたりします。

こういった治療をする前に治療を止めてしまうと、根管の中に細菌が入り込んでさらに悪化してしまい、また歯医者に行かざるをえなくなります。

しかし、根管の再治療は最初に抜髄した時よりも難しいため、通院回数が余分にかかってしまいます。

当然ですがその分治療費もかかるので、良いことは何もありません。

 

 

2)二次むし歯になりやすく抜歯のリスクが高まる

治療が進んで噛み合わせや見た目を守るために「仮歯」とよばれる技工物を被せることがあります。

仮歯は仮封材を入れただけの状態と比べると見た目も良く、噛むのにも不自由を感じないので、そのまま仮歯を長く使ってしまうなんて方もいます。

しかし、仮歯は材質がプラスチックのため、割れたりすり減ったりしやすく、変色もしやすい材質です。

そのままにしてしまうと「二次むし歯」の発生にも繋がります。

仮歯はあくまでも「仮」のものでしかなく、本格的な被せ物に置き換える必要があるのです。

本格的な被せ物をする前に通院しなくなってしまうのは、大きなリスクが伴います。

また、治療を放置してしまいむし歯が進むと、抜歯をしなければならないこともあります。

歯がない状態を放置すると「挺出(ていしゅつ)」といって、反対側の歯が出てきてしまったり、両側の歯が倒れこんできてしまったりする恐れも出てくるでしょう。

抜歯した歯がたとえ一本でも、残りの健康な歯全体に負荷がかかることで悪影響を受けます。

抜けた歯を放置することで咀嚼力や歯並びが、悪くなってしまう可能性があるので要注意です。

 

 

3)気づかないうちに歯周病がどんどん進行してしまう

歯周病は「サイレントキラー」と言われるように、痛みが出ないまま進行する病気です。

歯磨きを励行し、歯石を定期的に取るといった予防を続ける必要があります。

「歯医者は痛くなったら行くところ」と思って歯科医院に行かずにこういった予防を怠っていると、抜歯にいたるような深刻な状態まで歯周病が進行することもあります。

そこまでいかなくても、検診などで歯周病を指摘されて歯科医院で歯石を取ると、歯周病で炎症を起こした敏感な歯茎が痛んで、かなり出血をするといったケースもあるのです。

歯周病の検査はポケット(歯と歯茎の間の歯肉溝と呼ばれる部分)の深さを細い棒状の器具で調べますが、歯周病で歯肉炎を起こしているとチクチクと痛みます。

そのため、定期的にポケット検査をされるのが嫌と思う方もいると思います。

しかし、歯科医院に通いながら歯周病の治療をすれば、歯肉がどんどん引き締まってくると痛みは小さくなりますし、ポケットの深さが浅くなれば治療の励みになります。

将来的にもっと痛い目を見ないためには、定期的な通院が必須です。

特に歯周病は治療に終わりはなく、口腔内環境の維持、改善に勤め続けることが必要です。

むし歯も歯周病も治療の中断は必ずと言って良いほど悪い結果を招きます。

最後に、治療を継続することの重要性をお話したいと思います。

痛みがなくなったとしても、治療が終えるまでは、通院を続けることが何よりも重要です。

痛みが消える処置したことで症状の一時的な改善がみられたとしても、安心せずに根本から解決するために、

適切な治療をしっかりと受け続ける必要があります。

歯を失うと様々な問題が出てきます。

①歯がなくなったスペースに、噛み合う歯が伸び出てきてしまう

②抜けた歯の隣の歯が傾いてしまう

③噛み合わせが悪くなり、肩こりや顎関節症など全身にも悪影響を及ぼす

④見た目が悪くなり、顔の形も変貌する

⑤顎の骨がなくなり、歯茎が下がってしまう

⑥上手く噛めず、消化器官に悪影響を及ぼす

発音がしにくくなる

 

など、歯やお口の中だけではなく、体全体に影響を及ぼします。

放置しているな…と思った方、すぐに歯科医院を受診してくださいね!

放置している歯がある!と思い当たる方は痛みがなくても大きく虫歯が進行している可能性もあるので、自己判断はせずに早急に歯科医院を受診しましょう!

治療を途中で放置すると病気は進行し、結果的に自分の健康を害してしまいます。 このようなリスクを避けるために、治療はきちんと最後まで通うことをお勧めいたします。

治療途中で放置すると、状態が改善していくことはなく、悪化の一途をたどってしまいます。確かに、痛みがなくなってしまうと、ホッと一安心して気が緩んでしまいますよね。
しかし、痛みからの解放がゴールではなく、ご自分の大切な歯を、いかに長く大切に使ってあげるかということを考えると定期的なメンテナンスによる口腔内状態の維持・病気の早期発見・早期治療ということがとても大切になります。

 

編集者 医療法人フォレスト 長野フォレスト歯科 理事長 藤森 林