歯の豆知識

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見えない問題を明らかにして、オーダーメイドの予防・治療計画をご提案する『デンタルドック』

こんにちは。長野フォレスト歯科の添野です。

寒暖が定まらない時期が続きますが、風邪などを引かないように気をつけましょう!

皆さんはご自分の口腔内を知った上で歯医者さんにかかっていますか?

健康な体は「豊かな生活」の基本です。

この健康を守るため、ある程度の年齢になると「人間ドック」を受ける方が多いと思います。
人間ドックは、予防医学の観点から、自覚症状の有無に無関係で定期的に病院などに行って、身体各部位の精密検査を受け、普段気付きにくい疾患や臓器の異常や健康度などをチェックをします。ご自身の体の状態を調べ、正しく理解することができます。

もし何か異常が見つかれば、再検査や精密検査をします。

一方、口腔内の場合ではこのような仕組みがありません。口腔内に起きた何らかの症状により歯科医院に行かれる方がほとんどだと思います。このため症状を解決するための処置を行わなければなりません。

治療においても、受診回数、治療費用や治療の方法について十分に吟味されることなく、歯科医師任せになってしまうことが多いのが現実です。
このことによって、結果的に歯を失ったり、納得のいく治療が受けられなかったりというトラブルにつながる場合もあります。

また毎日歯を磨いているのに、むし歯や歯周病になってしまったことはありませんか?

痛みや腫れなどの自覚症状が出た時には状態が悪化していることが多く、治療の時間や費用が掛かってしまいます。また、歯周病は、糖尿病や動脈硬化など全身の病気の原因となったり、症状を悪化させたりすると言われており、口腔内の健康を守ることは、お身体の健康管理の上でも大切であると言えます。

全身の健康状態をみる「人間ドック」のように、歯科にも口腔内の健康状態をみる「定期検査」や「デンタルドック」があります。

「デンタルドック」では、患者様の口腔内の問題を見極め、正しく理解する支援が受けられます。

そして、その理解に基づき、歯科医師としっかりとした話し合いを行うことにより、納得のいく治療を受けることが出来るのです。
「デンタルドック」は、このような支援を行うことを目的として、口という臓器に特化した人間ドックです。

今回は「デンタルドック」定期検診の必要性や検査内容などについてご紹介します。

デンタルドックとは?

「口腔内に異常があるかないか」だけでなく「リスクがどれ程あるか」ということを、むし歯や歯周病、咬み合わせにおいて包括的に診断できるのがデンタルドックです。 患者様一人ひとりに合ったオーダーメイドの予防・治療計画をご提案することができます。むし歯や、歯周病、口腔がん、その他の疾患などの早期発見や、将来的なリスクを予測することができ、お口の健康の維持・増進に役立ちます。 特に、口腔がんは、自覚症状がなく進行することが多いとされていますが、身体の中にできるがんとは違って、視診や触診で確認することが出来ます。

簡単に言うと、人間ドックの口腔内版です。
生涯にわたってご自身の歯を使っていただくためにはその場しのぎの対処療法な治療だけでは、再発を繰り返してしまいます。
そのため、なぜ処置が必要になってしまったのか原因の根本を突き止め理解した上で治療を行い、今後再発のないよう予防し歯を守ることが必要不可欠です。
デンタルドックは、私達と共にご自身の口腔内の状況をより詳しく知っていただき、健康に過ごしていただくための明るい未来に向けてサポート、支援をさせていただくための精密検査です。

定期検診との違い

デンタルドックの検査は自費診療に当たります。通常の定期検診時にも、お口全体のチェックは行います。
しかし、外からは見えない歯と歯の間のむし歯や、被せ物の中の状態、部分的な歯周病の進行具合までは精密な検査をしないと分からないことがあります。
しっかりと検査・診断することで、ご自身にあったオーダーメイドの治療・予防計画立案が可能です。
また、来院回数を少なくしたい!なるべく短期間で口腔内の細菌を減らしたい!という方にもお勧めです。

歯科医療の根本姿勢は「治療中心」ではなく「予防中心」であるべきであるべきだと考えております。
従来の「治療中心」の歯科医療においては、患者様が歯に何か異変を感じた時に歯医者さんへ行き、そこで悪くなってしまった部分を「治療」してもらうという流れが普通のものでした。悪くなったら治す、悪くなったら治すということの繰り返しで、その処置が常に後回しになっているというのが現実です。

そうした後回しになってしまっている治療にストップをかけるのが、「予防中心」の歯科医療です。歯が悪くなったから歯医者に行くのではなく、歯が悪くなる前に歯医者に行き、悪くならないように適切な処置をし、その上でお口の中が健康な状態を持続できるように定期的なメインテナンスを行っていく。そうした口腔内の病気に対して常に先回りした処置をするべきだという考えです。
そうした「予防中心」の歯科医療の一つが「デンタルドック」です。「デンタルドック」とは、一般的に知られている「人間ドッグ」と同様、様々な角度から口の中や顎の状態をチェックして、現在進行している、もしくは進行しかけている病気を治療し、これから起こるであろう病気を防ぐために計画的な処置を施していくシステムのことです。
「デンタルドック」は、あらゆる角度からの健康診査なので、口の中、顎、ひいては身体全体の健康を促進する上で、非常に重要な手助けとなるものなのです。

治療の始まりは徹底した検査から

一般的な歯科治療は「歯が悪くなってから治療する」という対処治療の繰り返しで、「歯を守る」という歯科最大の目的からは外れてしまっていると感じることがあります。

当院の予防型歯科医療は、まず治療計画を立てるところから始まります。まずは患者様の口腔内の現状を確認させていただいてから「生涯にわたって歯を残すことを考えた健康的歯科治療」の計画を立案します。

計画立案は歯科医師だけで決めることなく、患者さなの希望を聞きながら、話し合って決めていきます。

これは現状の把握から、将来歯を残すために必要となる処置を検討していきます。

そのために、まず3回ご来院いただく必要があります。それぞれどのような処置をしていくか、詳細を説明していきます。

デンタルドックを受けることには、さまざまな利点があります。デンタルドックでは、口腔内の検査やレントゲンを通じて、早期のむし歯や歯周病、口腔がんなどの病気を発見しやすくなります。早期発見により、早期治療が可能となり、合併症のリスクを軽減させられます。

これにより、歯の健康状態を把握し、定期的なケアや予防策を立てることができます。

その後、歯石の除去や必要があればむし歯の処置等が行われます。

過去から今現在の自分の歯の状態を調べ、生活習慣から改善→治療→アドバイスしていく「歯の健康診断」

口腔内の異常を詳しく調べ、そのデータを基により良い “治療と予防” の計画を患者様と共に相談しながら立案していくのがデンタルドックです。
現在の口腔内の状態と今までの治療に至った経過をお伺いし、診査することによって今後の予防を含めた治療計画を提案し、相談致します。

定期的に人間ドックに入って、体の健康チェックを行う方はたくさんいらっしゃると思います。

それに比べると、人間ドックと同じように、歯の健康をチェックできるデンタルドックをご存知の方は、まだまだ少ないかもしれません。

当院では予防歯科の一環として、患者様の口腔内の健康維持と歯科疾患の早期発見を目的とした「デンタルドック」を実施しております。

体の病気と同じように、口腔内の病気もまずは予防すること、そして病気になっても早期に発見し治療をおこなうことがとても重要です。

体の健康維持や病気の早期診断を目的に、医科では「人間ドック」が広く浸透しています。しかし歯科においてはその普及がまだまだ遅れているのが実状です。

当院では口腔内に関連した様々な精密検査をおこなう最新機器を多数導入しています。通常では行なわないような検査項目も充実させているため、将来的な疾患のリスク診断も行うことが出来ます。

「デンタルドック」を通して、これからのお口の健康について私達と一緒に考えてみましょう。

デンタルドックの手順及び検査項目

予防や環境改善処置を的確に行うためには、個人の顎口腔の細部にわたる情報収集が必要となります。そのため、治療や処置に入る前に、全身状態の把握、現在の問題点や状態、歯と歯並びの問題、歯槽膿漏の問題、顎関節の問題、その他、腫瘍やできものの問題を歯科医師が正確に把握している必要があります。そのために「デンタルドック」が行われるのです。

【1日目】

デンタルドックに関する詳細の説明、患者様のご希望に合うかどうかのカウンセリング、相談を20〜30分程度行います。

お口に関するお悩みやこれまでの歯科治療の経過、普段のデンタルケアなどについてお聞きしていきます。同時に現在の体の状態についてもお尋ねします。

【2日目】

現状の口腔内の資料を集めます。※所要時間1時間30分程。

1.レントゲン検査(パノラマレントゲン、セファロ規格レントゲン(側面、正面)、顎顔面CT)

レントゲン写真を撮ります。目では確認できない部分をチェックし、歯や顎の詳しい状態を確認します。

CTで立体的に顎骨を検査することにより、歯周病の進行具合の精密な診断や顎骨の中の病巣の確認、腫瘍等の有無の早期発見に繋げます。 

セファロ規格レントゲンとは、主に矯正治療の際に撮影するレントゲン写真で、上下の顎の大きさやバランス、口元のバランスなどが診査できます。

2.立位姿勢全身写真、座位姿勢写真

3.顎模型(歯型の模型)採取及び模型上の診査

歯の模型を製作します。そのことによって、歯の状態を表側からだけではなく、あらゆる方向から見ることが可能となり、歯列や咬み合わせの問題点などを詳しく診査できます。

患者様の歯型を取り、それを石膏模型にします。

その模型を患者様にも見てもらいながら、歯並びの状態や前歯の見た目、咬み合わせなどをチェックしていきます。

4.口腔内写真及び顔写真撮影

口の中の写真と顔の写真を撮ります。
それによって現状を記録するとともに、視覚的に細かくチェックできるようにします。また、顔写真を撮ることで、顔の骨格、筋肉などの軟組織の状態や上下のバランス、左右の対称性などを詳しく検査します。

5.光学印象システムによる、全額デジタルデータ

6.歯周病原因菌の有無のPCR検査(DNA検査)

検査用のキット等を使用して、口の中の細菌の量をチェックします。

【3日目】

上記の資料を基に、1時間程お時間を頂き現状の説明、今後の最善の治療方針、治療計画の説明を行います。

歯に関する定期検診であるデンタルドックは、むし歯が見つかった場合は、詰め物や被せ物を使用して、適切な治療を行います。歯周病の進行を抑えるために、歯ぐきの状態を改善する治療も行います。歯ぐきの腫れや出血、歯ぐきの退縮などに対して適切な処置を施し、歯周病の進行を防ぎます。噛み合わせの異常がある場合は、噛み合わせの調整を行います。噛み合わせのバランスを整えることで、咀嚼機能の改善や歯の摩耗の予防に役立ちます。

現在のデンタルドックには、時間・費用等の問題はあります。

しかし、長い目で見ればこれはさほど問題ではないかもしれません。

なぜならデンタルドック等の予防処置を行わず、ずっと自分の歯を放ったらかしにし、結果として重度のむし歯や歯周病になってしまったら、その治療にはデンタルドックで掛かるよりも多い時間・費用が掛かってしまうこともあるのです。

デンタルドックはただの入口にしか過ぎません。

重要なのは、歯が悪い状態にならないように、常日頃から「予防」という意識を持って自分の歯を大切にすることなのです。

そのきっかけとしてデンタルドックが、より世の中で一般的なものになれば、「予防」という言葉かもっと皆様の身近なものになるのではないでしょうか。

むし歯も歯周病もまずは予防から

食べカスや、磨き残しがあると口の中にいる細菌が繁殖をはじめます。これが歯垢(プラーク)から歯石となり、その歯石が虫歯や歯周病の原因となります。
そのため、「歯垢をつくらない」環境にしておくことが、むし歯予防には最も重要なのです。

なかなか自分でお口の中をしっかり見ることもできませんし、口腔内の病気は初期の場合は気づかないことがほとんどです。
歯科=治療ではなく、一生涯自分の歯で食べられるように、デンタルドックでまずはご自分のお口の中がどんな状態かをチェックしてみませんか?

歯周病が関係する様々な全身疾患

・心臓疾患

歯周病菌が歯ぐきから血管に侵入し、動脈硬化を誘導する物質が出て血管内を詰まらせることがあります。動脈硬化は、不適切な生活習慣が要因とされていましたが、別の因子として歯周病原因菌などの細菌感染が注目されてきました。心臓で炎症を起こすと細菌性心内膜炎を引き起こし、血管内で血栓をつくることで動脈硬化や心筋梗塞の原因になります。

・脳梗塞

心臓と同様に、血管内で血栓がつくられ脳梗塞や脳卒中を引き起こす事があります。脳の血管が詰まったり、頸動脈や心臓から血の塊や詰まる物質(プラーク)が飛んで来て脳血管が詰まる病気です。歯周病の人とそうでない人では2.8倍脳梗塞になりやすいと言われています。

・糖尿病

糖尿病と歯周病の関連性は深く、歯周病により、歯ぐきの中で作り出される炎症性物質は、血液を介して体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくし、糖尿病を悪化させる可能性があります。

・誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

お口の中の細菌が肺に入り込み、この菌が原因で起こる肺炎が「誤嚥性肺炎」です。高齢者に多く見られる病気で、誤嚥性肺炎の原因の一つが歯周病であることが指摘されています。

・骨粗しょう症

女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、全身の骨密度が低下し、顎の骨の密度も低下します。また、エストロゲンの減少は、歯周ポケットの中の免疫反応や炎症を起こす成分を過剰にし、歯肉の炎症を悪化させることも分かってきています。また、骨密度の低下を抑える薬の中には、歯科治療後に重大な合併症(顎骨壊死)を発症してしまうケースがあると報告されています。お薬を服用されている方はご相談していただく必要があります。

・妊娠・出産

妊娠中の歯周病は、妊娠前からの予防、早期発見、早期治療が大切です。「妊娠性歯周炎」が引き起こされ、歯周病が進行した妊婦さんは、早産・低体重児出産などのリスクが高くなることが報告されています。

こんな人におすすめ

  • むし歯や歯周病になりやすいかどうかを知りたい
  • 一生自分の歯で暮らしたい
  • 痛みはないけど気になるところがある
  • 自分の口臭が気になる
  • 糖尿病・高血圧等の生活習慣病を有している
  • 骨粗しょう症が気になる
  • 全身疾患の悪化を防ぎたい
  • 何年も歯科医院を受診されていない
  • 今後妊娠を希望されている方
  • アンチエイジングを目指している方

一つでも当てはまれば、デンタルドックを検討しても良いかもしれません。

歯の状態を1年に1回チェックしましょう

  口腔内の問題をご自身で把握するのは非常に難しいことです。生涯歯を守るための「健康的歯科治療」の一歩として、まずは専門医によるチェックを受けましょう。 健康づくりの第一歩は、ご自身を知ることか始まります。 当院では、患者様の健康づくりを応援します。
体の中と同じで、お口の中って実は詳しく調べないと分からないことがたくさんあります。
問題を放置したままにしておくと、後になってから歯を抜いたり神経を取ったりするしか対処できないことがあります。
そうならないよう事前に自分の口腔内の状況がきちんと分かっていれば、あらかじめ対策することが出来ます。

レントゲン写真をパッと撮って、見るだけというやり方では限られた時間の中で、どうしても自分のお口の状態をきちんと「知ること」、医師側からすると「伝えること」はなかなか出来ません。 「こういう問題がありますよ」「将来的にはこうなりそうですよ」ということまで時間を取って、きちんと話や説明を受けることの出来る歯科医院はあまりないと思います。 

一般的に知られている「人間ドック」と同様、デンタルドックも様々な検査を行い、現在の口や顎の状態を確認し、現在のお口の状態、これから起こるであろう病気のリスクをあらゆる角度から見つけ出していくシステムです。
「デンタルドック」は、あらゆる角度からの健康診査なので、口の中、顎、ひいては身体全体の健康を促進する上で、非常に重要な手助けとなるものなのです。

デンタルドックの重要性

高価であり命を乗せる自動車は定期的に点検をする必要性が一般的になっています。

しかしご自身の身体の一部、さらには体を作る健康の入り口であるお口はどうでしょうか?しっかりと現状を把握し、リスクに応じたメンテナンスができていますでしょうか?

多様な検査により詳しく今の状態を知り、今後起こりそうな問題に先回りして予防をしていくためにはデンタルドックが有効です。

昔ながらの「歯は悪くなったら治療する」という慣習が早期発見を遅らせる原因です。

「自分の歯は健康」と思っていても、いつどのような症状が起こり得るか分かりません。このような早期発見や予防処置が「デンタルドック」です。

なお、従来の歯周病検査・むし歯の検査と併用されると、より確実で包括的な健康診断ができます。デンタルドックとは「人間ドックのお口版」です。皆様のお口の中の健康を保つことを目的とし、現在の状態や問題点を詳細な部位まで検査を行い、患者様自身に把握していただきます。口腔内の健康状態を総合的にチェックすることで、お口の中の病気を早期発見するだけでなく、一生涯ご自身の歯で快適に食事ができ、健康的な生活を送れるように手助けができます。全身の健康を考える上で、お口の健康は重要なポイントです。また、デンタルドックを受ければ、より自分の状態に適したオーダーメイドの治療計画やメインテナンス計画を立案出来ます。そうして質の高い治療を受ければ、生涯を通して自分の生まれ持った歯を守ることができます。お口の健康維持に、歯科ドックはとても有益なのです。「今ある問題を解決したい」「大きな治療は今回で最後にしたい」という方も、ぜひデンタルドックを受診してみてください。

どんな事をするのか不安、どんな意味があるの?などのご質問や、ご要望等をお聞きして、今後の展望や方針などをご案内します。
カウンセリングを受けていただいた時点で辞めていただいても大丈夫です。

人間ドックの場合は、体全体をチェックし、病気の予防や早期発見に役立てるためのものですが、この考え方はお口の中にも言えることです。

多くのお口に関する病気(むし歯や歯周病、噛み合わせ、顎関節症など)は、初期から中期にかけては自覚症状がなく進行して、末期になって症状(痛み・しみ・腫れ・機能障害など)が出ることが特徴です。

歯や歯周組織は残念ながら、一度病気になれば元の状態には戻りません。
そのため、悪いところを早く見つけて早期に治療を行えば治療にかかる時間や費用を大幅に減らすことができて、治療で痛い思いをすることもなくなります。

お口の中の健康を保っていくために定期的なデンタルドックの受診をすることが、お口の事、歯の事で悩まないための近道です。
デンタルドックで悪いところがないかどうか、一度しっかり調べてみませんか?

また、むし歯のなりやすさを検査や咬み合わせの確認も行います。 上記検査を総合的に行うことで、長期的にお口の健康の維持増進を図っていきます。

お口の検査は、一本の歯を対象にするのではなく、お口全体つまり“一口腔単位”で行われるべきなのです。どうしてだと思いますか?

「この歯が変なので診てもらいたいのに・・・どうして全体なの??」と思う方がほとんどだと思います。

なぜでしょう??“むし歯”は歯の病気ですよね。そして“歯周病”は歯ぐきや歯を支えている顎の骨つまり歯の周りの組織の病気です。皆様もご存知だと思います。

むし歯も歯周病も上下の歯のかみ合わせにとても影響されるということなんです。特に歯周病はとても影響されているんです。“むし歯や歯周病”などの口腔内の病気はそれぞれ独立したものではなく、“咬み合わせ”という “力”というか“歯にかかる”圧力“といいましょうか、そういった目に見えない現象にとても影響されているのです。
むし歯菌や歯周病菌だけを相手にしていても解決にはなりません。決して単独で考えられるものではないのです。口腔内の問題は一つのものとして考えることがとても大事なのです。

このような理由で咬み合わせを含めた、一口腔単位でのデンタルドック(口腔内の精密検査)が必要なのです。

歯科ドックで健康維持

口腔内に関する様々な問題を早めに解決し、身体の健康を維持しましょう!

当院では患者様の口腔内の健康維持のためにデンタルドック実施しております。

特に現在、気になっている症状は無いけれどむし歯や歯周病にかからないためにはどうすればいいのか、長い期間、歯科医院に通院をしていないけれど今の口腔内の状態がどうなっているのかが気になられる方にはデンタルドックの受診をお勧めいたします。

当院では最新歯科用CTやレントゲンを用いて、むし歯や歯周病の検査をはじめ、口腔内の組織から全身の検査までも同時に行えることが特徴で、短期間にお口の状態を知ったり、今後のケアについての相談もいたします。 

人間ドックと同様、今は自分で実感している病気はないが、現在の状況がどうなっているかを調べてもらいたいと思っている方、一生涯自分の歯で過ごしたいと思っていらっしゃる方、むし歯や歯周病になりたくないと思っていらっしゃる方、咬み合わせや顎の関節が気になる方、お口の中のできものが気になる方など、お気軽にご相談ください。

 

編集者 医療法人フォレスト 長野フォレスト歯科 理事長 藤森 林