歯の豆知識

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糖の摂取量と回数では、どちらがむし歯により大きく影響するのか?

こんにちは。長野フォレスト歯科の添野です。

寒くて乾燥した日が続いております。風邪には十分注意しましょう!

今回は、むし歯と糖の関係についてお話させていただきます。

むし歯は、私達の日常生活で最も一般的な歯の病気の一つです。砂糖を多く含む食べ物や飲み物を摂取することは、むし歯を引き起こす大きな原因となります。しかし、歯の健康を守るためには、むし歯を予防するための方法を知り、実践することがとても重要です。ここでは、砂糖がどのようにしてむし歯を引き起こすのか、そしてどのようにしてむし歯を予防するのかについて、分かりやすく解説したいと思います。これを理解することで、ご自身の歯を守るための第一歩を踏み出しましょう!

18世紀に砂糖の精製方法が世界中に伝わると砂糖の消費量はまたたく間に増大し、それとともに口腔内の細菌叢は多様性を失って、むし歯が大流行しました。
糖の摂取により細菌が酸を産生し、細菌の棲む環境が酸性へと変化し、それに続いて生態が崩れることでむし歯が進行するからです。
また糖を含む飲食物の頻回な摂取により、むし歯のリスクはさらに高まります。
しかしながら、むし歯にならないために糖を全く摂取しないというのは、ありとあらゆる食品に糖が使われている現代社会において、きわめて難しいことです。
では、どのような飲食物に、むし歯の原因となる糖が含まれているのでしょうか?大きく3つに分かれます。

●ジュース1本に含まれる驚きの砂糖の量

甘そうに思えた飲料はもちろんですが、スポーツドリンク、乳酸菌飲料は注意が必要です。

WHO(世界保健機関)によると、成人の一日当たりの砂糖摂取量の上限は25gまでにすべきと規定しています。また1日の摂取カロリーの5%〜10%に抑えることが望ましいとしています。角砂糖1個は約3.3gです。

いかに多くの砂糖が含まれているかが分かると思います。

例えば、炭酸飲料(500ml)では40〜65g程度(角砂糖10〜16個分相当)、スポーツドリンクには30g程度(角砂糖10個分相当)入っています。すごい量ですよね…これを聞くと、飲むのが怖くなりそうですよね。

こうやって考えてみると、砂糖って、思ったより摂取していることが多いんです。

砂糖の摂取量が多いと、歯の汚れ・プラークもベタベタしていて歯磨きで落としにくいので、砂糖を栄養にするむし歯菌とそこから出る酸で、むし歯になりやすくなってしまうのです。
ちゃんと磨いているのにむし歯になってしまう…という方は、砂糖の量を減らすことで、お口の中の状態が良くなり、むし歯になることも減るかもしれません。

●糖の種類

①甘味料
上白糖、黒糖、三温糖、グラニュー糖、異性化糖(〜液糖)、コーンシロップ、水飴
②加工食品
お菓子、パン、シリアル、スポーツドリンク、調整豆乳、ソース、ドレッシング、ケチャップ、みりん風調味料、のど飴
③天然の食材
果物、はちみつ、果汁

いろいろな糖がありますが、これらはう蝕の原因となります。
また商品に「歯にやさしい」「砂糖不使用」と表示されていても、砂糖以外の糖が含まれていればう蝕になるので注意が必要です。
甘いものを食べてはいけないわけではありませんので、ノンシュガーやシュガーレス、糖類0と表示されている食品は、100g中の糖が0.5未満と少ないので、う蝕リスクの高い方は買う時の目安にすると良いかもしれません。

砂糖が含まれるものにはジュースやチョコ、ケーキ、果物などいろいろあります。粘着性の高いお菓子はお口の中に残りやすく、むし歯になりやすくなります。

細菌は糖質を好みます。むし歯菌の代表であるトレプトコッカスミュータンス菌はショ糖という糖質を特に好みます。ショ糖とは砂糖のことで、糖質はいくつか分類があり、更に糖質と食物繊維を合わせたものの総称を「炭水化物」といいます。

「甘いものを食べるとむし歯になる」と言いますが、それは「ストレプトコッカスミュータンス菌」が砂糖を好み、結果として酸を発生させて歯を溶かしてしまうからです。

酸から歯を守るためには食生活を見直すことがとても大切です。

糖質がお口の中にあると、むし歯菌はそれを餌にして酸を出し続けます。そのため、間食の回数が多く、甘いお菓子や飲み物をしょっちゅう飲食していると、むし歯になりやすい状態が続きます。

それを防ぐためには、間食の時間を決めて、それを徹底的に守ることです。特に飲み物は水かお茶にすることで、お口の中に常に糖がある状態を避けることが出来ます。

頻繁に歯を磨いたり、洗口剤を使うのはあまりおすすめできません。お口の中には善玉菌と悪玉菌がいて、それらを頻繁に洗い流してし

まうと、お口の中の免疫力が低下して感染に弱くなってしまうからです。

●むし歯菌は砂糖をどのように利用しているか

お口の中では、むし歯菌によって歯を溶かす酸を出します。その時に餌としているのが砂糖などの糖質です。

糖質にも種類がたくさんあるのでむし歯にならないものもあります。

しかし、ほとんどの糖質はむし歯になりやすいです。それを見た目で見分けることは難しいのが現状です。

砂糖は3つの方法によってむし歯菌の活動を助けています。まず、むし歯菌は砂糖を原料としてべたべたした歯垢(プラーク)を作り出し、歯に密着してそこに安住します。鏡で口の中をのぞくと、歯と歯茎の間や歯と歯の間に白いのり状のものが見えると思いますが、それが歯垢です。歯の表面は硬くツルツルしたエナメル質からできており、食後の食べかすなどはお茶や水あるいは唾液によって洗い流されるため、本来口の中の細菌が棲むことはできません。ところが、むし歯菌だけは歯垢を作ることによって歯の表面に棲み付くことができ、水分や唾液で洗い流されず、また他の細菌におびやかされることもなく安住できるのです。こうして、むし歯菌は砂糖を栄養源として増殖し、砂糖を酸に変えることで歯を溶かして穴を開け、むし歯を作り上げてしまうのです。

スクロース(砂糖)は食事により、お口の中に摂取されます。スクロース(砂糖)は、化学的には「グルコース」(ブドウ糖)と「フルクトース」(果糖)という物質が結合してできます。

皆さんが砂糖の入ったものを口にした時、砂糖の形で取り込まれているのですが、その時お口の中にむし歯菌がいると、「待ってました」とばかりに飛びついてきます。むし歯菌とは、お口の中に息生する細菌のうちミュータンスレンサ球菌などのことです。砂糖が摂取された後、むし歯菌がスクロースを分解します。むし歯菌の持つ酵素の働きでスクロース(砂糖)をグルコース(果糖)に分解します。分解された後、グルカンをつくり身にまといます。

グルカンとは、グルコース(ブドウ糖)を虫歯菌がつなぎあわせてつくるネバネバした物質です。グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)を食べるだけではなく、あまったグルコース(ブドウ糖)をつなげて「グルカン」というネバネバした物質にし、衣服のようにみにまといます。彼はらこのネバネバで歯の表面にしっかり付着して、お口の中の唾液に流されないようにします。

グルカンを身にまとった後、グルカンからネバネバの層をつくります。スクロース(砂糖)を分解してできたグルコース(ブドウ糖)をつなげて、むし歯菌がさらにグルカンをつくります。つながれたグルカンはむし歯菌の周りを厚く取り囲んでいきます。それでもまだスクロース(砂糖)があるようなら、さらに分解してグルコースをつなげていき、グルカンを大量につくります。そうなるとまるで綿あめのようにネバネバの層が分厚くなっていきます。このネバネバの層はむし歯菌を外敵から守る格好の住居となります。

ネバネバの層の中には、むし歯菌以外の細菌も入り込んできます。こうして、たくさんの細菌が存在するネバネバの層が完成。これがいわゆるバイオフィルムです。一度完成されると、唾液の波も抗菌薬もへっちゃらです。バイオフィルムはスクロースの摂取が続くとどんどん成長して、大きく頑丈になっていきます。除去するには歯ブラシや歯科医院のクリーニングなどで物理的に壊す必要があります。むし歯菌にとって、スクロースは栄養たっぷりのごちそうであるとともに、身を守る衣服や、生存に欠かせない住居のもととなるのです。いわば「衣食住」に欠かせないものなのです。

果物やはちみつには血糖値をあげにくい果糖が多く含まれていますが、果糖も糖質なのでむし歯菌の餌になります。

果糖はむし歯菌が作り出すバイオフィルムのベースとなる不溶性グルカンの材料にならないため、果糖はむし歯の原因にならないといわれてきました。しかし最近の研究報告でむし歯菌は様々な糖質から酸を作り出すことが分かりました。

糖質にはさまざまな種類があります。例えば、ご飯に含まれるでんぷん、甘いお菓子に含まれるショ糖、果物やはちみつに含まれる果糖。これらの糖はすべてむし歯菌の餌になり、むし歯菌が出す酸で歯のエナメル質が溶けてしまいます。

●むし歯ができる主な原因としては3つの要素があります

「宿主」「細菌」「食事」です。

宿主はお口の中、ご自身の体調のことです。また、細菌はむし歯菌になります。そして食事は砂糖の摂取や食事や間食の取り方になります。

要因が複合的に合わさってむし歯になります。

その中の一つ「食事」で最も重要な砂糖の摂取について詳しくお話します。

まず、私たちが糖分を含む食品や飲料を摂取すると、口腔内のミュータンス菌がこれらの糖分をエネルギー源として活用します。糖分はミュータンス菌にとって最適な栄養源であり、これを消費することで、菌は乳酸を含む酸を生成します。この酸が歯のエナメル質を攻撃し、脱灰(エナメル質のミネラルが溶け出す現象)を引き起こします。

歯の表面は「エナメル質」という硬い部分で覆われていますが、酸はこのエナメル質を少しずつ溶かしてしまいます。これが進行すると、歯に小さな穴が開いてむし歯になってしまいます。エナメル質が溶けると、歯の中身(象牙質)が見えてきて、むし歯が進行しやすくなります。

飲み物やお菓子などを食べた後、そのまま口の中に砂糖が残っていると、細菌がさらに酸を作り出し、むし歯の原因となります。特に甘い飲み物は口の中に長く残るため、むし歯を悪化させるリスクが高いです。

●砂糖の摂取量は少ないのにむし歯が多い日本

「甘いものを食べ過ぎると、むし歯になる。」よく聞くフレーズですがそれは本当でしょうか。海外のお菓子などを食べると、日本で同じもの食べた時よりも甘く感じた経験は無いでしょうか。実は日本は多くの国々と比べて、砂糖摂取量自体は少ないのです。

この事実は世界的にも注目されていて、世界保健機関(WHO)と国際歯科連盟(FDI)の合同レポートでも指摘されています。レポートでは砂糖摂取量が少ないのにむし歯が多い理由として、「日本はフッ化物(フッ素)の利用が少ないことが、最も重要な要因であろう」と述べています。

砂糖はお口の中の細菌の栄養となり、その過程で細菌が出す酸が歯をゆっくり溶かし、むし歯の原因となります。しかし、歯は溶けるばかりでなく、唾液からリンイオン、カルシウムイオンを取り込み再石灰化といって修復される機能をもちます。フッ素は歯の修復を促進したり、歯の強化をおこなう働きをします。

これらのことから、砂糖を控えるように注意するのではなく、歯磨剤や洗口剤に含まれるフッ素、定期的なフッ素塗布がむし歯の減らすために重要なのです。

●糖の摂取量より回数が重要

間食の時間をきちっと決めず、何度も食べたり、ジュースなどをダラダラずっと飲んでいるとむし歯になりやすくなります。

これはお口の中が酸性に傾いている時間が長いことが原因です。

皆さんも一度は「砂糖を摂りすぎるとむし歯になる」という言葉を聞いたことがあるかと思います。しかし、実際には糖をどれだけ摂取するかよりも、どれだけの頻度で摂取するかが問題なのです。

ある研究では、精神病の成人患者に5年間、さまざまな食品を与える実験が行われました。この結果、糖を頻繁に摂取する患者(特に口腔清掃不良の患者)ではう蝕が非常に多く発生することが明らかとなりました。一方、糖の摂取量自体は多かったものの、摂取回数が少ない患者ではう蝕の発症は増加しましたが、その増加率は比較的ゆるやかでした。糖の摂取量とう蝕発症の相関性は弱いとされていて、量よりも回数増加のほうが、う蝕の重要なリスクと言えるのです。

また、近年の研究では、フッ化物を使用したケアを行う現代では、糖の摂取量と虫歯の発症の相関性は弱いことが指摘されています。しかし、糖の摂取回数が増えると、それがむし歯のリスクを高めることが示唆されています。

なぜ回数が問題なのでしょうか?砂糖を頻繁に摂取すると、歯の表面の脱灰時間が長くなり、これがむし歯のリスクとなります。一度砂糖を摂取すると、歯の表面が酸にさらされ、これがう蝕の原因となります。繰り返し砂糖を摂取することで、歯の表面が継続的に酸攻撃を受け、むし歯のリスクが高まります。

むし歯リスクを低く抑えるためには、ダラダラずっと食べるのではなく、時間を決めて糖を含む飲食を1日4回までとするのがいいと言われています。
またむし歯の発症には多くの因子が関わるので、私たちは患者さんに指導をさせていただく際には、回数以外の要素も考慮していきたいと考えております。
また、むし歯の原因にならないのは代用甘味料です。細菌が栄養として代謝することができないため、酸産生性がまったくないか、あっても低く非う蝕性または低う蝕原性です。
代用甘味料にも色々分類されますが、糖アルコールは多くの製品で用いられいます。
中でもキシリトールは、ガムの原材料としてよく使われています。キシリトールガムを食べると歯根膜と味覚への刺激により唾液が出て、唾液の緩衝能により間接的にむし歯をコントロールできると言われているので、代用甘味料で対応するのも良いと思います。
むし歯になりにくい口腔内にするには、糖に対する適切な知識に基づいた食生活を送れば、むし歯はそれほど頻回に起こるものではないのです。
患者さん一人ひとり意識を変えてもらうことが大切です。
難しく考えないで身近な飲み物、例えばコーヒー、紅茶には砂糖を入れず飲む習慣にするなど、少しずつ変えていただけたらと思います。

砂糖は単純に摂取量を制限するだけでも効果はあります。多ければそれだけリスクはあがります。

砂糖の量は単純に甘ければ多いとも限りませんが、やはり甘いものはだいたい多くの砂糖が入っています。

●むし歯を予防するためには

①糖分の摂取を控える: 糖分の多い食品や飲料の摂取を控え、特に就寝前の摂取は避けましょう。

②定期的な歯磨き: 食後と就寝前の歯磨きを習慣にし、フッ素入り歯磨き粉を使用することが推奨されます。

③フロスや歯間ブラシの使用: 歯間の清掃も大切です。フロスや歯間ブラシを使用して、歯と歯の間のプラークを取り除きましょう。

④定期的な歯科検診: 定期的なプロセスで生成された乳酸は、歯のエナメル質を脱灰(溶解)させ、歯の弱化を引き起こします。この脱灰過程が進行すると、歯の表面に穴が開き、虫歯が形成されます。特に、糖分の摂取が頻繁に行われる場合、口腔内のpHバランスが常に低下した状態に保たれ、脱灰と再石灰化(歯の自然修復過程)のバランスが崩れ、むし歯が進行しやすくなります。定期検診によって初期う蝕を発見し、脱灰と再石灰化のバランスを整えます。

むし歯予防には、日々の適切な口腔ケアが欠かせません。正しい歯磨き技術の習得、フロスや歯間ブラシを使用した歯間清掃、定期的な歯科検診とクリーニングが重要です。また、フッ化物入りの歯磨き粉を使用し、エナメル質を強化して、脱灰を防ぎましょう。

●フッ素がむし歯予防に役立つメカニズム

フッ素は歯を強くするために非常に役立ちます。フッ素が歯の表面に取り込まれると、エナメル質が強化され、酸に耐える力が増します。これにより、砂糖から出た酸が歯を溶かすのを防ぐことができます。

再石灰化は、酸によって溶けた歯の表面が修復される過程です。フッ素があると、溶けた歯の成分(カルシウムやリン)が歯に戻ってきて、エナメル質が回復します。この過程を「再石灰化」と呼びます。フッ素がこの回復をサポートするので、歯が強くなりむし歯を防げるのです。
フッ素は、口の中の細菌が酸を作るのを抑える効果もあります。細菌が酸を作らないようにすることで、酸による歯のダメージを減らし、むし歯のリスクを下げます。

フッ素は、毎日使うフッ素入りの歯磨き粉で簡単に摂取できます。また、歯科医院ではフッ素塗布やフッ素ジェルを使って、より強力に歯を守ることができます。フッ素は毎日少しずつ歯を強化していきます。

フッ素がむし歯予防に役立つ一方で、砂糖をたくさん摂取すればむし歯になるリスクが高くなります。フッ素を使って歯を強化していても、砂糖をたくさん摂取し続けていては、完全にむし歯を防ぐことはできません。

そのため、砂糖を控えめにし、フッ素を積極的に取り入れることで、最も効果的なむし歯予防ができます。

※特に乳幼児はフッ素の過剰摂取が問題になる場合があります。フッ化物の応用については歯科医師の指導を受けましょう。

●まとめ

むし歯を予防するためには、糖の摂取回数を減らすことが非常に重要です。特に、糖を含む飲食を1日4回以下にすることをおすすめします。また、定期的な歯科診察を受けることで、早期のむし歯を発見・治療することができますので、お気軽にご連絡ください.
砂糖がむし歯を引き起こす理由と、フッ素がそれを防ぐ仕組みを理解することが、歯を守るための第一歩です。砂糖を控え、フッ素を使うことで、むし歯のリスクを大幅に減らすことができます。また、定期的に歯科医院で検診を受けることも、むし歯予防には欠かせません。あなたの歯を守るために、今すぐできることを始めましょう!

また、実際に患者さんから「子どもの頃からむし歯になりやすい。むし歯をせっかく治したのに、別の所もすぐむし歯になってしまって…」と相談を受け、お話を伺うと、「炭酸飲料が大好きです。」とか、「仕事中は常に飴をなめています。」と言われる方も少なくないです。そういった患者さんには、「砂糖の量を減らしましょう。」というお話をして実践していただくと、次のクリーニングでお会いしたら、歯の汚れが少なくなっていたり、付いていても粘り気が減っていて、サッと落としやすい状態になっていることがよくあります。

お子様にとっては「ジュースをやめる」というのは少し楽しみが減って残念ですから、「ジュースを飲んだときは、最後にお茶やお水を飲んでね。」とか「お菓子を食べるなら、一緒に飲むのはお茶にしようね。」とお願いしたりしています。このように、少し食生活を変えるだけで、お口の中は大きく変化してくれます。砂糖が残らない食べ方、歯磨き、フッ素などでの予防、これらをうまく取り入れることでむし歯予防はできます。暑くなる時期でスポーツ飲料をダラダラ飲んだりするお子さんもいます。水やお茶、経口補水液など砂糖が入ってないものに置き換えましょう。正しい砂糖の摂取でむし歯予防はできます。歯磨きの悩み、フッ素塗布はご相談ください。

私たちと一緒に正しい知識と意識でむし歯を予防していきましょう。

 

編集者 医療法人フォレスト 長野フォレスト歯科 理事長 藤森 林