こんにちは、長野フォレスト歯科の花岡です。
梅雨入りも間近、憂鬱な季節ですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回は、歯周内科について少しお話ししたいと思います。
目次
最初に
歯周病とはどのような病気なのか?
ズバリ感染症です!バイ菌により歯を取り囲む組織が破壊され(骨が溶かされる)、最後には歯が抜けてしまう病気です。
日本人の80%以上が歯周病と言われており、歯が抜ける原因の第1位です。むし歯よりも圧倒的に多いのです。残念なことに自覚されていない方がほとんどで、知らないうちにバイ菌によるダメージを毎日受けています。
みなさんはどうでしょうか…?
こんな方は注目です
歯周病治療がいつまでたっても終わらない。治療しているのにあまり良くならない、それどころか悪くなっていく…
歯周病が軽度〜中度の場合は歯石を取ることで改善します。しかし、重度の場合歯石を取っただけではお口の中全体に広がったバイ菌は除去しきれません。とても強いバイ菌が棲みついてしまっています。
そこで…
歯周内科が有効的!!
歯周内科とは
バイ菌の除菌と、感染症を引き起こさないようにすることを目的としています。
顕微鏡でお口のなかに感染しているバイ菌を特定し、PCR検査(DNA検査)でバイ菌の有無を確認します。それらの菌に効くお薬を選択し内服します。
歯周病を内科的に治す治療方法です。
一般的な感染症と同じように考えてみてください。お医者さんの指示に従ってきちんとお薬を飲めばほとんどの場合治りますよね。歯周病も同じようにお薬で治すことができるようになったのです。
歯周内科の治療方法
- 顕微鏡で菌の確認
- PCR検査:歯周ポケットに紙でできた細い棒状の道具を入れ、ポケットから滲み出る液を採取。これで菌がどれくらいいるのかはっきりと数字でわかります。
- 確認できた菌に効くお薬を内服
- バイ菌(カビ)を除菌する液体のお薬で歯磨き
- 除菌後(内服中)、徹底的に歯石取り
重度の歯周病の治療は時間がかかる
通常の歯周病治療(保険診療での歯石とり)はとても時間がかかります。
保険のルールに従い歯周ポケットの検査と歯石取りを何度か繰り返します。
一方で、歯周内科は最も短期間で大きな変化が期待できます。そして、さまざまな病気のリスクを減らすことができます。
きちんと食べられることは健康の礎
被せ物をいかに上手く合わせて入れても、歯周病に冒されてしまえば歯はグラグラになり抜かなければいけない状態になります。すなわち、どれだけいい被せ物をしても歯周病によって全てが破壊されてしまうのです。
歯の土台(歯ぐき、骨)の治療が完全に行われてこそ上に被せる冠などが長持ちします。
まずは、歯ぐきの管理からスタートしましょう。
生涯歯を残していくための最善の対策は歯周病予防なのです!!
最後に
歯周内科は自費診療になります。
「もしかして私も歯周病?…」などお口の状態に不安のある方や心配な方、もう既に悩まれている方は先生はじめ衛生士、スッタフに相談してみてください。
人生100年時代!健康寿命を延ばしましょう!
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