こんにちは。歯科衛生士の原田です。
虫歯や歯周病を予防するために今回は歯の磨き方についてお話させていただきます。
1:歯磨の目的
2:歯磨のポイント
3:歯ブラシの動かし方
4:就寝前の歯磨きは特に念入りに
1歯磨きは「歯垢(プラーク)を取り除くこと」
この「歯垢(プラーク)」が歯とほぼ同じ色をしており、パッと見ただけでは「歯」なのか「歯垢(プラーク)」なのかが見分けがつきにくいです。さらに生きた細菌の塊でべったりと歯にくっついているため口をゆすいだだけでは落ちません!
なので磨き残しがとても出やすく、場所によっては「磨けていない」所が出てきてしまいます。
「磨けていない」ところでは何が起こるのか…静かに虫歯や歯周病が進行している可能性があります。 食べたら歯磨き、習慣にしてください。
歯磨きのポイント
歯磨きは「歯垢(プラーク)」の着きやすい場所を知って注意して歯ブラシを当てて磨くこと、磨き残しを少なくする事がポイントになってきます。
歯と歯茎の境目。
歯と歯の間。
噛み合わせる部分。
一番最後の歯。 上にあげた場所が磨きにくい場所、磨けていない場所になっております。
歯を磨くために
「歯垢(プラーク)」と磨きにくい場所を知った上で、歯ブラシを動かすために知っておいてほしいことがあります。
歯ブラシを「歯垢(プラーク)」にきちんと当てる。
歯ブラシの毛先が広がらない、ちから加減。
歯ブラシの動きを1センチ以内で動かす。
上のこと考えながら、実際にお口の中で一ヶ所で「20回以上」歯ブラシを動かしてください。
4:就寝前の歯磨きは特に念入りに
寝ている時の唾液(唾)は起きている時に比べて出る量がかなり少なくなります。
唾液(唾)には汚れをやわらかくして洗い流す作用と、食事などで溶けた歯の表面をもう一度硬くする作用があります。
唾液の洗い流す作用は歯ブラシには負けますし、唾液(唾)の量が寝ている時は少ないため磨き残した部分の汚れが固くなり、さらに落ちにくい「歯垢(プラーク)」の元になってしまいやすいため、夜の歯磨きは昼以上に念入りに丁寧に行ってください。
歯磨きは、意識しながら磨くというのがとても大切になってきます。お口の中は、お一人お一人違いますしライフステージによっても大きく様変わりします。
当院では細菌の塊である「歯垢(プラーク)」を分かりやすく赤く染め出し患者さんお一人お一人に合わせた歯ブラシ歯間ブラシなどの補助器具などを踏まえ、歯磨きのポイントをお話しさせていただいてます。
詳しい当て方などはこちらをご覧ください。